白髪を染めるのに最適なモノは何?

「白髪を染めてもすぐに気になる…」

「結局、どんなもので白髪を染めるのがベストなの?」

こういった質問をされることがあります。

白髪を染めるのに最適なものを選ぶときは、まず美容室で仕上がりの希望を相談します。そして、仕上がりの中で1番の優先順位を決める必要があります。

なぜなら、白髪染めの各種ヘアカラー剤でもそれぞれ得意なこと不得意なことがあるからです。

白髪染めの仕上がりでの優先順位は何?

単純に仕上がりの希望は、

  • キレイに染まる
  • 明るくもできる
  • 髪や頭皮に負担がない
  • 色持ちが良い
  • 簡単で時間も掛からない

という希望かと思います。

しかしながら、これらの希望全てを叶える白髪染めヘアカラー剤はありません。残念ながら今はまだ存在しないのです。

  • キレイに染まるけど、髪にダメージがある
  • 髪のダメージはないけど、染まり具合と色持ちが悪い
  • 髪には良いけど、手間と時間が掛かるし染まりづらい

というように、どのカラーにもメリットとデメリットがあります。

これは仕方のないことです。

そこで、白髪染めをするときに大事になってくることが『仕上がりの優先順位』です。

ダメージ?染まり具合?色持ち?

この3つで順位をつけます。

例えば「とにかく白髪を染めて暗くはしたくない」という方なら、1番は染まり具合となるでしょう。こうなると必然的に使用する白髪染めヘアカラー剤は決まってきます。

この方の場合は【酸化染毛剤】いわゆる一般的に白髪染めやおしゃれ染めと呼ばれるカラー剤です。

このカラー剤で白髪を染めた時の仕上がりの順位は、

  1. 染まり具合
  2. 色持ち
  3. ダメージ

となります。これがこの白髪染めの特性となります。

次に「とにかく髪が傷まないようにして白髪を染めたい」という方なら、1番はダメージとなります。こうなると先に出てきた酸化染毛剤という選択肢はなくなります。

次に求めるのが色持ちとなると【酸性染料】いわゆるヘアマニキュアというヘアカラー剤が最適と考えられます。

ヘアマニキュアで白髪を染めた時の仕上がりの順位は、

  1. ダメージ
  2. 色持ち
  3. 染まり具合

となります。髪にダメージのない白髪染めは、ヘアマニキュアの他にもいくつかありますが、2番目の優先順位が色持ちとなるとヘアマニキュアが最適となるでしょう。

こういったように、白髪を染めた時の仕上がりでの優先順位を決める必要があります。

美容室で白髪染めをしてもらうことが大切

白髪染めは明るくできない。白髪染めは髪が傷む。などをよく言われますが、そんなことはありません。

明るく染めれるものもあれば、髪が傷まないものあります。ただ、全ての希望を叶える白髪染めヘアカラー剤がまだないだけです。

美容室では、

  • 髪質、髪の状態
  • 白髪の量、生えている場所
  • 頭皮の状態

を把握し、お客様の仕上がりの希望に合わせて使用するカラー剤の剪定をし、薬剤の調合を考えていきます。

例えば「白髪染めで暗くはしたくないけど、ダメージも抑えたい」となると、自宅でのセルフカラーではこの仕上がりを実現するのは困難です。

美容室であれば、希望の明るさになるように白髪染めを調合し、最適な工程で薬剤を塗布していき、髪の状態などに合わせてトリートメントでダメージケアすることが可能です。

これが大切なことです。

明るく染めたいというご希望が強ければ、どうしても髪への負担をゼロにはできない。でもなるべく傷ませたくないというのであれば、髪の状態を見てトリートメントでケアはできる。

白髪染めカラー剤だけではダメージケアができなくても、他メニューを組み合わせることでお客様のご希望の仕上がりを実現できるような提案ができます。

白髪染めは技術も必要ですし、知識と経験も大事になってきます。

自宅でセルフカラーをするにしても、まずは担当の美容師さんに相談してみるべきです。

セルフカラーをして後悔しないためにも大事なことです。

【→ ホームカラーでの白髪染めをお勧めしない4つの理由

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