美容室see.Lです。白髪でお悩みのお客様がこのページを見ているかもしれませんね。
白髪でお悩みのお客様の中には、白髪染めを定期的に利用しキレイなスタイルを保っていることでしょう。
でも、
- 本当はもう少し明るく染めて雰囲気を変えてみたい。
- 暗い色ばかり。昔は明るく染めれたのに…
実は、こんな思いがある。
そういうお客様が実は結構多いのです。
では、なぜこのように思うのかというと『白髪染めでは明るく染めれない』と思って、常に暗いお色で白髪染めをしているからです。
けれども、白髪は暗い色でしか染めれないなんてことはありません。
白髪は美容室で明るく染めれます。
「暗くないと染まらない」「明るくできません」
これは美容室によっても担当する美容師でも変わってきます。
お客様に対して白髪染めの説明不足です。
白髪は染める前から1番明るい状態です
黒髪と違ってメラニン色素も染料も持たない白髪は、どんな髪色よりもすでに明るい髪なのです。
なので、白髪を明るく染めていくとは本当は暗く染めていくことになるのです。
ん?んん??
わかりづらいかもしれませんね。
すでに1番明るい状態の髪(白髪)をそれ以上に明るくすることはできません。「白髪を染める=白髪に色を入れる」ということは、白髪が暗くなっていくということなのです。
そして、白髪は元から色が無い髪ですので、本当は何色にでも染めることができるのです。
じゃあ、なんで明るく染めれないと言われるのかというと
白髪染めをするときは黒髪も同時に染めなくてはならないから
白髪はすでに明るい状態。
しかし黒髪はどうでしょう?白髪とは正反対の暗い状態。
- 白髪と黒髪の両方がある
- ほとんど黒髪だが白髪もある
一般的に年齢によって白髪の量は変わってきます。70代、80代の方であれば髪のほとんどが白髪ということもありますが、まだ若い方であれば実際には黒髪の方が多い場合がほとんどです。
この黒髪と白髪が両方あり、これを同じ明るさに染めることが難しいのです。
先にも書いたように、白髪を染めるということは『暗くすること』
黒髪は1番暗い状態です。それを染めるということは『明るくすること』
【暗く染める】と【明るく染める】は正反対の作業となります。
黒髪と白髪を同じ明るさで染めるということは、この正反対の作業を同時に行わなくてはなりません。
それが難しいため『白髪染めは明るくできない』と言われます。
暗くと明るくの同時作業には限界がある!
現在のカラー剤を使用し、1回の施術で白髪と黒髪をほぼ同じ明度(明るさ)に仕上げるには限界があるのです。
これはカラー剤の性質上仕方がないことではあります。
白髪は→染料を入れる
黒髪は→色素を抜く
【白髪を染めるとは】
白髪を暗くしていくということ。
白髪に染料を入れようとすればするほど、黒髪の色素が抜けづらくなる。
【黒髪を染めるとは】
黒髪を明るくしていくということ。
黒髪の色素を抜こうとすればするほど、白髪が染まりづらくなる。
というもどかしい事態が起きてしまいます。
「白髪染めは暗くしかできない」などよく言われていますが、それがなぜだか少しお分かりいただけたでしょうか?
黒髪と白髪どちらの仕上がりに合わせていくかが薬剤調合のポイント!
例えば、9トーンの明るさの仕上がりにしたいという希望の場合。
白髪は9トーンまで暗くしていく。黒髪は9トーンまで明るくしていく。という作業になります。
9トーンの明るさとは、そこそこ明るい茶髪くらいに思ってください。ちなみに黒髪が3トーン以下、金髪が13トーン以上と思ってください。
9トーンはその間くらいです。
このとき白髪を9トーンにしようと思うと、黒髪が9トーンになりづらくなります。
黒髪を9トーンにしようと思うと、白髪が9トーンになりづらくなります。
両方同じ明るさが難しいならどちらに合わせれば良いのかというと、
白髪と黒髪の割合で考えるのが基本です。
- 白髪の方が多ければ白髪の仕上がりに合わせて考える。
- 黒髪の方が多ければ黒髪の仕上がりに合わせて考える。
これが仕上がりを均一に見せるポイントです。
伊勢原の美容室see.Lは白髪染めメニューをご用意しています
白髪をキレイに染めていくには、カラー剤が大事なのではありません。
白髪染めカラー剤を扱う美容師の知識と経験が重要となります。
美容室see.Lでは白髪染めに対する豊富な知識と経験をもとに、お客様の白髪の量・生え方・髪の状態などに合わせて薬剤調合していきます。
現状、どうしても明るさの限界はありますが、白髪染めで暗くしかできないということはありません。一人ひとりのお悩みに合わせて施術工程をしっかり考えます。
伊勢原エリアで白髪でお悩みのお客様の参考になりましたら嬉しいです。