ヘアトリートメントしてますか?
「家で毎日やっています」という方はいるでしょうか。それは、トリートメントではなくコンディショナーのことだったりしませんか?
お客様からよくされる質問で、
「美容室のトリートメントは何が違うんですか?」
「やっぱりやった方がいいんですか?」
などのトリートメントに感することがあります。
美容師が施術するトリートメントとは?
自分でやるトリートメントとの1番の違いは、プロの目で髪の状態に合わせて施術していくことです。
自宅で使用するシャンプーと同じで、自分の髪や頭皮に合うシャンプー剤を自分で決めることは難しくないでしょうか?
それと同じことで、自分の髪の状態を正確に把握することは素人には難しいのです。
- 水分補給が必要なのか
- ダメージ補修が必要なのか
- 質感チェンジで収まるのか
などなど、髪に必要なものがわからないことがほとんどかと。
美容院でトリートメントをする場合は、お客様のご希望のスタイルやお家でのお手入れのしやすさなどを考えて、お客様に合ったトリートメントをしていきます。
トリートメントにも向き不向きがある
たくさん種類がありますが、わかりやすく仕上がりの感じで大きく2つに分けてみます。
ボリュームダウンとボリュームアップです。2つは正反対です。
ボリュームアップしやすいトリートメント
このタイプは、ダメージ補修をメインとしたタイプのトリートメントの仕上がりに多いです。
カラーやパーマなどの繰り返しによる化学的ダメージで、損傷が目立つ髪に必要な成分を補ってくれます。
施術前の髪の状態は、中身がスカスカで広がりやすく収まりが悪いです。そこに栄養が入ると中身が詰まり、収まりが良くなると同時に「ハリ・コシ」などが出てきやすくなります。
ハリコシがある髪は扱いやすくはなりますが、人によっては必要以上にボリュームが出てしまうことが気になるかもしれません。
ボリュームダウンしやすいトリートメント
このタイプは、水分補給をメインとしたタイプのトリートメントの仕上がりに多いです。
元々の髪質でもあることですが、やはりカラーやパーマなどのダメージで髪表面のキューティクルが損傷し、水分を保持出来なくなった髪に水分補給をしてくれます。
施術前は、水分が足りなくパサパサと広がりやすくツヤもありません。そこに水分が入ると「しっとり」とツヤのある収まりのいい状態になります。
しっとりと収まりが良くなることで扱いやすくはなりますが、人によっては必要以上にペタンとしてしまうことが気になるかもしれません。
髪質や希望のスタイルで考える
ご自分の髪質はどのようなタイプなのか?やりたいスタイルはどんなものか?
こういったことから考えることもあります。
例えば、クセを生かしてふんわりしたスタイルを希望しているとします。ただ、ダメージが目立っていてスタイリングしづらい状態。
希望の仕上がりの質感はクセを生かせるボリューム感です。傷んだ毛先のダメージ補修でボリュームキープしたまま、スタイリングしやすい状態にするかもしれません。
例えば、ツヤっぽいカラーのストレートスタイルを希望しているとします。ただ、乾燥が目立ちツヤがない状態。
希望の仕上がりの質感はサラサラ、ツヤツヤです。水分補給とダメージ補修でツヤ感を出し、しっとりしすぎないで軽い質感にするかもしれません。
優先順位で考える
先にも書いたようにトリートメントには向き不向きがあるので、何を1番に優先するのかを決めるといいかもしれません。
- とにかくボリュームを抑えたい
- ツヤが欲しい
- ハリコシが欲しい
など。
また、美容師からお客様のご希望をもとにベストなトリートメントを提案することもあります。
美容院のトリートメントは定期的にするのがオススメ
『トリートメントしたから大丈夫』ではないのです。
今生えている髪は体内から栄養を取り込むことはできません。すでにダメージを受けている髪を良くするために、髪に良いと言われるものを食べ続けても、今あるダメージが改善されることはありません。
だから「外から栄養や水分を入れる」ことが必要となります。
これがお肌と髪の最も違うとこだと思います。
髪は血管もなければ神経もありません。毛根から生え出ている髪に体内から栄養が運ばれることはないのです。
自宅や美容院でケアするしかないのです。
トリートメントにもケアが必要
残念ながらトリートメントはずっと持続することはありません。
外から入れたものは外へ出ていってしまうものです。
これはどうしても仕方がないことです。なので、自宅でのケアもとても大事ですし必要なのです。
また、美容院で定期的にトリートメントする必要もあるのです。
どんなに良いトリートメントとをしてもケアの仕方が悪いと長持ちはしません。
まとめ
美容院で施術するトリートメントはお客様の髪の状態や髪質に合わせて、ベストなものを選び施術していきます。
またトリートメントによって分子量の違いがあり、つける順番も重要となってきます。
そのため、髪の状態を見極める技術力と専門的な知識が必要となります。それを持つのが美容師です。
市販のトリートメントと美容院のトリートメントの違いは、トリートメントを扱うのがプロの美容師であるということが大きな違いです。
髪のダメージや頭皮の悩みなどは美容院で相談するのがベストです。
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