伊勢原エリアで白髪染めヘアカラーがオススメの美容室see.Lです。
白髪でお悩みの多くの方が、気になる白髪を暗く染めているかと思います。
けれども、本当は暗い色では染めたくないと思っている方が多いです。
ただ、暗く染まっている髪を明るく染めるのはとても大変です。できないことはありませんが、難しい施術となります。
暗めの色を1度で明るくするのは難しい
ここでは、地毛に近い黒色(3トーン)で白髪染めをしているとします。
これを派手すぎない少し明るめのブラウン(8トーン)にしたいとします。
いくつかやり方があり、髪の状態や施術履歴にもよりますが1度の施術でキレイに仕上げるのは難しいと思ってください。
暗めの白髪染めは染料が濃く抜けない
白髪染めのカラー剤には白髪にしっかり色を着けるためのベースとなるブラウンが多く入っています。
そして、暗い色であればあるほどブラウンが多くなり、染料の定着が良く色持ちが良いのです。
ただ、これを明るくしたいとなると逆にデメリットとなるのです。定着が良い分、明るく脱色するのが困難となってきてしまうのです。
【暗い白髪染め=しっかり染まる=色持ちが良い → 明るくしづらい】となります。
暗い白髪染めを明るくする方法
考え方ややり方もいくつかあるので紹介します。
ただ、どの方法もダメージが全くないわけではありません。ダメージ度合いにも違いがあります。
ブリーチ剤で明るくする
ブリーチ剤は高い脱色力があり、暗く染まっている染料と地毛のメラニン色素を脱色していくことができます。
比較的1度の施術で明るさは出しやすいですが、暗い染料で染まっている部分とそうでない部分で仕上がりの差が大きく、明るくなっても色ムラが目立ちやすく、ダメージも大きい。
今後のヘアスタイルにしばらくは影響が出てきます。
メリット
- 1度で明るくしやすい
デメリット
- ダメージがかなり大きい
- 施術が難しい
- 明るくしやすいが仕上がりはキレイではない(ブリーチ後のカラーが必要)
脱染剤
地毛のメラニン色素の脱色はせずに、白髪染めの染料だけを脱色できる。とはいえ、少し地毛のメラニン色素も脱色される。
ブリーチほどのダメージはでないが、髪の状態によってはダメージも目立ちやすくなることもある。
暗く染める前の髪色が明るければ、ある程度明るい状態に戻るが、もともと黒髪の状態から暗めに染めていた場合は脱染後もあまり変わらない。
髪の状態に合わせて何回か施術を繰り返す必要が出てくる。
メリット
- 暗めの染料だけを抜くことができる
- ダメージは少し
デメリット
- 場合によっては繰り返しのカラーが必要
ハイトーンのファッションカラー
いわゆるおしゃれ染めの1番明るいカラー剤のこと。
地毛のメラニン色素を脱色しながら、暗く染まっている染料も少し脱色していける。
ブリーチではなく普通のファッションカラーなので、そこまで大きなダメージはでないが、繰り返すことでダメージも目立ってくる。
1度で明るくするのは難しいが、色ムラが出づらく仕上がりやすい。(髪の状態にもよる)
ヘアカラーの褪色も利用して徐々に明るくしていきやすいと言える。
メリット
- 色ムラが出づらい
デメリット
- 大抵の場合、回数(2〜3回)を重ねる必要がある
ダメージを抑えて明るくすることはできない
3つの方法がありますが、共通して言えることがダメージは避けれないということ。ブリーチが特別ダメージを感じやすいかと思います。
暗い白髪染めで染めている髪を明るくするときにはどの方法がベストかというと、「これがベストです」と言えるものでもありません。
- 希望の明るさ
- 髪の状態
- 今までの施術履歴
- 白髪の量
これらの違いで、どれを使うのがいいかということも変わってきます。
ただ、よほどの明るさを求めない場合は『ハイトーンのファッションカラー』で徐々に明るくしていくのが失敗が少ないと言えます。
必ずしも希望通り仕上がるわけではない
美容室でもお客様のご希望を実現できるように施術していきますが、どうしても難しいことがあります。
それが『髪の施術履歴』です。
長い間担当させて頂いているお客様の場合は大丈夫です。しっかりと施術履歴が把握できていますので。
しかし、はじめてのお客様で今回のような「暗い白髪染めを明るくしたい」時は、そのお客様のこれまでの施術履歴を完璧に把握することができません。
もちろん、カウンセリングでこれまでのヘアスタイルなどをお伺いし、診て触って濡らしたりしてある程度は髪の状態を確認することはできます。
しかし、これだけではどうしてもわからないこともあります。
例えば、ご自分でホームカラーで暗く染めていた場合、美容師みたいに塗布することは難しく、染めムラが多くあったりします。これを繰り返していたとします。
- 前回は染まっている部分
- 前々回は染まっている部分
- 前回も前々回も染まっている部分
- 前回は染まっているが前々回は染まっていない部分
- どのような染料で染めてきたのか
目で見て判断が難しいのがこのようなことです。
こういった場合は、明るくしていく過程でそのまま色ムラとなって出てきてしまうのです。
極端な話「やってみないとわからない」ということなんです。
どうしても、こういう状態のお客様の場合は「回数を重ねていく必要があること」と「必ずしもうまくいくわけではない」ことを説明します。
目で見て染料が残っていないように見えても、意外に残っていたりするものなんです。
とはいえ、このような場合でも3回くらいの施術である程度までは均一に仕上がります。普通にムラが目立たない状態です。
まとめ
このようにどうしても難しいのが『暗い白髪染めをしている髪を明るくしていく』という施術です。
ただ、少なくはないご希望なのも事実なので、ここで大変な理由を紹介させていただきました。
「白髪も染めたいけど、暗くはしたくない」というのが希望ではあったけど、暗めじゃないと白髪が染まらないと思い暗くしていたというお客様は多いです。
そんなことはありません。白髪は暗くするしかないということはありません。
白髪染めで暗く染めようか迷っている方は【→初めての白髪染めは絶対に美容室がオススメです】を見てから決めてほしいと思います。